弘前市運動公園(弘前市豊田)で2月4日・5日、「津軽雪上ラグビー」が開催された。
トークイベントの様子。右から松原裕司選手、伊藤剛臣選手、大畑大介さん、松田努さん
今年で51回目を迎える同イベント。立ち上げ当初は冬場の雪の上でも練習を行えるようにと開催していたが、近年ではラグビー人口の拡大やラグビーの魅力を発信するために行っている。2014年からはラグビーワールドカップ2019のアンバサダーらをゲストに呼び、ラグビーの普及活動にも取り組んでいる。
4日はホテルニューキャッスル(弘前市上鞘師町)で、トークイベントを行った。アンバサーでのワールドカップに3大会連続で出場した松田努さんと全世界で131人目のワールドラグビー殿堂入りを果たした大畑大介さんのほか、釜石シーウェイブスRFCに所属する松原裕司さんと現役最高齢プレイヤーの伊藤剛臣さんといった現役選手も参加。ラグビーを始めた理由や現役時代のエピソードなどを語り、会場からの質問にも答えた。
5日は、ゲストの4人も雪上ラグビーに参加し、子どもたちを相手に対戦。レジェンドたちが子どもに追いかけ攻められる姿に会場からは笑いが起きる場面もあった。大畑さんは「本州最北の地でその地の特徴を生かしたラグビーを発信できることはとても魅力的」と話す。
大会を終え、大会長の菊池駿さんは「2日間天気に恵まれて開催できたのは珍しい。来年もお会いしましょう」と閉式の言葉で締めくくった。