青森・弘前を舞台にしたという漫画「ふらいんぐうぃっち」の第4巻が3月9日、発売される。
横浜から青森にやって来た15歳の魔女・木幡真琴が、居候先の親せきたちと過ごす日常を描いた同作。「別冊少年マガジン」(講談社)で隔月の連載中で、既刊の単行コミックは3巻。4月9日からは日本テレビ系列でアニメ化が決定している。
4巻では新たなキャラクターが登場するほか、弘前だけではなく青森県内のさまざまなスポットが舞台になっている。4巻の表紙イラストとなっている海辺は鰺ヶ沢海水浴場で、同市で漫画を執筆している作者の石塚千尋さんが車で遊びに行ったことがあるという。
テレビアニメの放送開始日も迫り、盛り上がりを見せている地元・弘前。昨年8月には、石塚さんと編集者の川窪慎太郎さんが葛西憲之弘前市長を表敬訪問した。その際に石塚さんが標準語ではなく津軽弁を話している様子を見て、「青森県民」としての石塚さんを垣間見たと、川窪さんは振り返る。
紀伊國屋書店弘前店(弘前市土手町)では店内に特設会場を設け、コミック発売の翌日にあたる3月10日から複製原画展を開催する。5月5日まで。
価格は463円。