青森県田舎館村の村役場に隣接する水田で6月1日、「田んぼアート」の田植え体験ツアーが開催された。今年のツアー参加者は過去最多の1600人に達した。
足もとの泥に気をつけながら、初めての田植え体験を楽しむ子ども
同村の田んぼアートは今年で22年目を迎える名物イベント。今年のテーマは、昨年世界遺産に登録された富士山を題材にした「富士山と羽衣伝説」とテレビ放送45周年を迎える「サザエさん」。7色10種類の稲を用いて制作する。
過去最多の参加数となった今回の田植えツアーには、同村の小・中学校の児童・生徒をはじめ、青森市・弘前市・三沢市、さらに県境を越えて秋田や岩手からの参加者もあった。この日はフランスのテレビ番組関係者も取材に訪れていた。
田舎館村企画観光課の福地香織さんは「田植えのコツは、一度にたくさんの苗を植えようとしないこと。密集させて植えると育ちが悪くなってしまうので、参加者の皆さんにも事前に、その点をお伝えした」と話す。
田んぼアートの見頃は7月中旬~8月上旬となる。