青森・田舎館村の第2田んぼアート会場(田舎館村高樋)で2月6日、スノーアートが完成した。
イギリス人スノーアーティストのサイモン・ベックさんが雪の上を歩いて作る同アート。サイモンさんはこれまで200以上の作品を世界各地で完成させており、「雪の上のミステリーサークル」「冬の芸術」と評されるなど海外で話題となっている。サイモンさんによると、日本での作品制作は今回が初めてという。
サイモンさんは6日9時に会場に到着し、18時ごろまで昼食もとらずに歩き続けた。翌7日も陰影をつけるために調整をしたほか、会場隣の田んぼにもスノーアートを作った。完成した作品は中央に雪の結晶のような幾何学模様を配置し、両側には波線状が並ぶ。サイモンさんは「これまででも上位に入る出来」と自信を見せる。
夏場は田んぼアートを作成する同会場には、高さ14メートルの展望所があり、ライトアップ設備もある。同村の担当者は「サイモンさんのスノーアートは山間部に作られることが多いため、ライトアップは世界初。幻想的なスノーアートをぜひ楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。
観覧時間は10時~16時。ライトアップは6日・7日と11~13日=16時~19時。入場料200円。今月14日まで。