弘南鉄道大鰐線で1月24日、車両を貸し切ったヨガイベント「大鰐線ヨガジャック」が行われた。主催は津軽美人プロジェクト。
走行中の車両を使って開かれた同イベント。「貸し切った車両内で開かれたヨガイベントは全国的に例がないのでは」と話す弘南鉄道の中田正志さん。「この提案をいただいた時、最初はイメージが湧かなかった」と笑う。
同線は中央弘前駅(弘前市吉野町)から大鰐駅(南津軽郡大鰐町)を結ぶ路線距離約14キロで、ヨガは中央弘前駅を出発し、往復約75分の走行中に行われた。
参加した弘前大学1年生の福士純子さんは電車の中でヨガをしたことは初で、大鰐線に乗車したのも初めて。「つり革や座席を利用したヨガが楽しかっただけでなく、行ったことがない場所に行けたこともよかった」と、一緒に参加した友人たちと停車した駅で写真を撮ったという。
今回は試験的な実施となり、将来的には恒例イベントにしていきたいと意気込む同プロジェクトの担当者。中田さんは「こういったイベントで利用客が増えるのはありがたい。沿線の活性化につながれば」と話す。