弘前市親方町にある「Bar&Food 黒い月」で1月17日、「津軽美人プロジェクト」の報告会が開かれた。
健康に対する知識と意識を身につけ、体の中から美人になるための啓発を目的とする同プロジェクト。昨年10月に発足し、これまでに弘前シードル工房kimori(清水富田)や星と森のロマントピア(水木在家)でヨガイベントを行った。イベントでは、「腸内環境を整える」をテーマに、「高濃度ビフィズス菌飲料」を使ったカクテル作りなどが行われた。
報告会で、弘前大学医学部部長の中路重之教授は「健康のためには30年40年先を見越して行動しなければならず、10代から30代のうちに手を打つことが重要。健康づくりは楽しくないと思われがちだが、人と人のコミュニケーションを通じて楽しい健康づくりができれば」と話した。
プロジェクト成果報告では、同実行委員会が「高濃度ビフィズス菌飲料」を14日間飲み続けたモニターの腸内データを発表。約60%のモニターの腸内でビフィズス菌が増えていたことなどを報告した。
同プロジェクトの代表の成田由香里さんは「参加した人々やメンバーに対して感謝の気持ちでいっぱい。今後はプロジェクトを通して地域課題にも貢献できるよう考えていきたい」と話す。椅子に座ってヨガを行う「チェアヨガ」の講師を招き、弘南鉄道を試験活用したヨガイベントなどを検討しているという。