弘前の「牛角弘前土手町店」跡に12月1日、「鶴橋風月弘前店」(弘前市土手町)がオープンした。
大阪・鶴橋駅前に本店を置くお好み焼き店「鶴橋風月」。関西地区を中心にチェーン展開し、全国に現在80店舗。海外にも出店しているが、東北エリアでは初出店となる。注文するとスタッフがお好み焼きを焼くというサービスが特徴で、ソースは創業した60年前から製法は変えていないという。
同店の店長を務める船木雪乃さんは、同市で「牛角」や「とりでん」「天や」などの飲食店をフランチャイズ運営するランドワード(松森町)に所属する。お好み焼きを勉強するため、4カ月間、関西のチェーン店を回った。「修業中に、お好み焼きのことを本当に好きになった。このお好み焼きの良さを弘前にも広めたい」と話す。
オープンから1週間ほどで、「もうすでに近隣の会社員がリピーターになっている」と手応えを感じている。「東北に観光に来た人たちが弘前には鶴橋風月があるから寄って行こうと思ってもらえるようになりたい」と、船木さんは意気込みを見せる。
店舗面積は約43坪。席数は74席で、テーブル数16台。メニューは、牛すじねぎ月見玉(1,177円)、チーたまぶたモダン(1,350円)、風月焼き(1,252円)、野菜たっぷり焼きそば(並・1玉=1,004円)。そのほか、鉄板焼き、一品・塩焼きメニューもそろえる。チーズ、キムチ(以上302円)などのトッピングメニューも用意し、弘前店限定として日本酒は「じょっぱり」を選べる。
営業時間は11時~22時30分(ラストオーダー)。大みそか定休。