弘前大学の学生たちが新入生向けに弘前の魅力を伝える「まちあるき」イベントが5月17日・18日、行われた。弘前の観光ボランティア団体「路地裏探偵団」に所属する学生グループ「路地裏探偵団Z」が考案した。
現代アーティスト・奈良美智さんのメモリアルドッグの前で記念撮影をする「路地裏探偵団Z」と参加した新入生
同グループメンバーで同大4年生の平野詩織さんは「新入生たちは4月から新しく住み始めた弘前のことをまだ知らない」と、弘前の魅力を伝える「まちあるき」イベントをメンバーと発案。自身も北海道・苫小牧から同大へ進学し、当時は「弘前の魅力を知る機会がなかった」と振り返る。
弘前は城下町としての歴史があり、中心市街となる土手町や鍛冶町には古い建物が多く残っている。路地裏探偵団はこうした街並みを観光客向けに案内しているが、路地裏探偵団Zが考える「まちあるき」は、学生らしく大学の正門から始まり、学校の周辺を中心に行う。新入生の生活に役立つ情報などを盛り込む内容となっている。
路地裏探偵団代表・鹿田智嵩さんは「県外出身者の多くの大学生は、弘前の魅力に気付かないまま卒業してしまう。学生たちからこういった動きがあるのは非常にうれしい」と話す。
今後については、「新入生向けだけでなく、弘前の魅力にまだ気付いていない在校生や留学生向けにも広げていきたい」と意気込みを見せる。
路地裏探偵団Zのお問い合わせは、rojitan.z@gmail.comまで。