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弘前の情報誌「TEKUTEKU」が最終号 新体制で創刊準備も

「TEKUTEKI」の最終号表紙

「TEKUTEKI」の最終号表紙

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 弘前の地域情報誌「TEKUTEKU」が8月8日、最終号を刊行し12年間の歴史に幕を下ろした。

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 「まちと市民のコミュニケーションツール」をキーワードに、2003年の創刊以来、市民ボランティアを募って企画編集し年1回のペースで刊行してきた同誌。料理、人、雰囲気といったテーマを設けて地元飲食店を紹介し、同じ店であっても視点を変えることによってさまざまな魅力があることを伝えてきた。

 編集部代表の宮川克己さんは「最終号は弘前の食の魅力を存分に感じることのできる仕上がりとなった」と自信を見せる。アップルパイをはじめ、弘前の郷土料理「いがめんち」、フランス料理、カクテルなど弘前の食の魅力を幅広く紹介したという。「弘前は1年を通じて魅力的な食や、旬の食を愛(め)でるイベントがたくさんある。完全保存版仕立ての本誌をぜひ手に取ってほしい」と話す。

 最終号となった理由について宮川さんは、「主婦や学生といった市民が参加し自ら企画を考えて掲載店を決めるといった方針のTEKUTEKUが、その役割を終えた」と明かす。今後はTEKUTEKUの別冊シリーズである「よろず生活図鑑」と「弘前酔連」は引き続き発行し、新体制で「TEKU×2」という新雑誌も創刊予定だという。

 価格は800円。弘前市内の書店、掲載店舗などで販売する。

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