弘前の百貨店「さくら野」(弘前市城東北)内にある洋菓子店「北の綿雪」で6月26日、新商品「JOY(ジョイ)」の販売が始まった。
ソフトクリームマシンのキャップを改良し、長いノズルを取り付けるだけで盛り付けできる
長さ約30センチ、直径約3センチの「J型」コーンを使ったソフトクリームの同商品。開発をした「N・Sマネージメント」(城東中央)の三上譲さんはこれまでも、かき氷のような「北の綿雪」やスティック状のワッフル「エピスティック」といった商品を作り、各地で行列ができるなどの話題を呼んでいる。
三上さんは「商品の構想は4、5年前から考え始めていた。J型コーンの開発にはとりわけ力を注ぎ、試行錯誤を重ねた」と苦労を明かす。青森県産米の「つがるロマン」を配合したコーンはサクサクした食感を楽しめるのが特長といい、「ソフトクリームとマッチし、程よい甘さが実現できた」と自信を見せる。
スタッフのオペレーションにもこだわりを見せる。既存のソフトクリームマシンに専用のノズルを取り付け、誰でも作れるスイーツにしたという。Jコーンの生地の配合やチョコレートなどをディップするなどのバリエーションも可能という。
「弘前発のご当地スイーツとして全国展開を視野に入れている」と意気込みを見せる。「2020年開催の東京五輪を意識して、ジャパンの『J』を意識した」とも。
価格は500円。現在は同店のみ販売。7月11日からはナガシマスパーランド(三重県桑名市)での販売が決定しており、今後全国展開していく予定という。