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弘前と東京で農家とスカイプバーベキュー 主催者は就活中の女子大生

主催した弘前大学4年生で群馬県出身の久保茜さん

主催した弘前大学4年生で群馬県出身の久保茜さん

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 弘前と東京をスカイプでつなぎ、若手農家が作った農産物を一緒に食べるバーベキューイベントが行われた。

リンゴ農家の倉庫でスカイプを使って東京のキッチンと交流した

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 「弘前市の若手農家と一緒に料理&食事をしよう in 我楽田キッチン」と題した同イベントは、弘前大学4年生で群馬県出身の久保茜さんが発案した。「就職活動の中で、地方のファンをつくり、東京と地域を結び活性化を図る『我楽田工房』というプロジェクトを知った」と久保さん。メールで交流が始まり、主宰するボノ(東京都文京区)へ訪問をした際に、同イベントの案が持ち上がったという。

 弘前からは若手農家たちの任意団体「弘前4Hクラブ」が参加した。参加した農家は11人。養豚業やリンゴを中心にトマト、コメ、ブルーベリーを作る農家たちで、豚ホルモン、トマト、コメ(つがるロマン)、根曲がり竹を東京に送った。根曲がり竹などの山菜は、朝3時に収穫に行ったというエピソードを伝え、「早起きをして採りに行くのは、競合する相手がたくさんいるから」と明かし、会場の笑いを誘った。

 同団体代表の三浦隆史さんは「初めての挑戦で会話が十分にできない場面もあったが、それでも伝えたい内容は伝えられた」と満足げな表情を見せる。「交流中に東京側から『農産品を買いたい』との声があり、その要望に対応できる体制作りが課題になった」と話す。

 ボノの澤千絵さんは「東京に住む私たちにとって、遠く離れた生産者さんたちと同じ食卓を囲む経験はほとんどなく、話を聞きながら食べるだけで普段の何倍もおいしく感じた」と話す。参加者の中には青森県出身者の20代グループ「在京青森わげもの会」がおり、故郷の食材を懐かしみながら「今度は別の企画でやりたい」といった声もあったという。

 「今後も継続していきたい」と意気込みを見せる久保さん。「一年を通じて季節に合った旬の食材を東京に送ったり、今回機会がなかった生産者さんに農産品を説明してもらったり、東京以外ともつながっていきたい」とも。

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