
弘前を代表する夏の風物詩「弘前ねぷたまつり」が8月1日、開幕した。
扇形や組ねぷたなど、大小さまざまなねぷたが街中を練り歩く青森の夏祭り。弘前は「ヤーヤドー」と掛け声とともに笛や太鼓の囃子(はやし)を響かせて運行する。今年は67団体が合同運行に参加し、初日は32団体が出陣した。
神戸からねぷたを見に来たという50代男性は「昨年から2年連続で弘前ねぷたを見ているが、老若男女が一体となって作り上げている地域の宝であることを改めて実感した」と話していた。
弘前ねぷたまつりは8月1日から7日までの1週間にわたって開催する。合同運行は4日までが土手町コースとなり、5日・6日は駅前コース。7日は岩木川河川敷でねぷたを燃やして清める「なぬかびおくり」を行い、祭りのフィナーレを飾る。
今年は、運行順をオンラインで確認できるシステムを導入したほか、昭和100年となることから昭和を思わせる演出を審査する「昭和のねぷた前燈籠(とうろう)コンテスト」を開催する。実証実験として、観客が投票して決める観客賞も初めて行う。投票はグーグルフォームで受け付ける。