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弘前・土手町で高校生たちが「豆腐団子」提供 5つの味でスイーツに

(右から)中村心咲さん、齋藤楚々乃さん、荒谷果凛さん

(右から)中村心咲さん、齋藤楚々乃さん、荒谷果凛さん

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 弘前高校2年生の生徒3人が8月2日・3日、民芸品店「草邑(くさむら)」(弘前市土手町)で「豆腐団子」を販売する。

提供する豆腐団子

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 「豆腐団子」を販売するのは、齋藤楚々乃(そその)さん、中村心咲(みさき)さん、荒谷果凛(かりん)さんの3人。3人は「土手町の活性化」をテーマに研究した授業の一環で、「豆腐団子」を販売する。

 1年時に同じクラスに在籍した3人は、「総合的な探求の時間」という授業で同じグループとなった。リーダーの齋藤さんによると、さびしくなった土手町にできることはないかを考え始めていたという。「家族と一緒に『中三(なかさん)』にあった『中みそ』を食べたり、『ジュンク堂』で本を買ったりしていたが、中三が閉店してしまい、喪失感があった」と齋藤さん。

 今年1月に弘前大学で行われたフォーラムで3人は「土手町」を題材に発表したことで、弘前市の助成金の活用や土手町の人たちの協力を得られるきっかけになった。「豆腐団子」の監修には「津軽あかつきの会」が協力。3人は当初、「いかめんち」などの郷土料理を考えていたが、課題が多く、「豆腐団子」になった。

 試作を重ね、完成した味は「みたらし」「いちごチョコ」「黒蜜きなこ」の3種類のほか、シークレットを2種用意する。7月30日には、草邑で「豆腐団子」を試食し、オペレーションなどの確認を行なった。当日は3人のほか、14人の学生が接客などに関わる。告知のポスターは「広告」をテーマに研究していた別グループが担当した。

 齋藤さんは「私たちが知らなかったように若い世代は『豆腐団子』を知らない人が多いのでは。地元だけでなく観光客にも『豆腐団子』を食べて知ってもらえたら」と話す。

 販売時間は15時~19時。価格は200円(6個入り)。

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