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弘前の「銀水食堂」、臨時休業 動物園目的の夫婦旅行のため

臨時休業を知らせる貼り紙

臨時休業を知らせる貼り紙

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 弘前の「銀水(ぎんすい)食堂」(弘前市新鍛冶町)が6月29日~7月3日、臨時休業する。

調理場で働く2人

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 1953(昭和28)年開業の大衆食堂として知られ、通いつめるファンも多い同店。2代目店主の齋藤肇さんと妻・恵美子さんの夫婦で切り盛りする。水曜定休の同店だが、今回、水曜を含め5日間の臨時休業を店内の張り紙で知らせた。

 臨時休業の理由について、恵美子さんは「早めの夏休みをもらい、2人で動物園に行く」と話す。肇さんと恵美子さんの2人は動物園が好きで、上野動物園(東京都台東区)や東山動物園(愛知県名古屋市)など、毎年、動物園を目的とした旅行を楽しんでおり、例年3、4日間の臨時休業がある。5日間の休業は珍しく、今回の旅行先が北海道で、船旅もあるからだという。

 「目的は旭山動物園(北海道旭川市)。テレビなどで見る機会が多かったが、行ったことがなかった。何か特定の動物が好きというわけではなく、動物を見て癒やされたい」と恵美子さん。

 現在、肇さんは80歳で恵美子さんは78歳。開店時間の11時には客が入り、ランチ時間になれば満席になることも珍しくない。よく利用するという50代女性は「高齢の2人旅行はほほ笑ましい。ぜひ、ゆっくりと休みを取ってほしい」と話す。

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