
津軽地方で水田に映る「逆さ津軽富士」が現在、見頃を迎えている。
「津軽富士」と呼ばれる岩木山は津軽平野にある1624メートルの独立峰。田植えの季節となった津軽地方では、田んぼに水が張られ始めている。無風時は水田が鏡のようになることから、岩木山を水面に映した「逆さ津軽富士」を撮影するカメラマンや住民が多くいる。
弘南鉄道弘南線「柏農高校前駅」(平川市)近くは近年フォトスポットの一つとして人気で、日の入り時間付近になると、夕景と岩木山と水田、電車も走ることから「4共演」を撮影しようと見物客が集まる。
平川出身で現在は青森に住む40代男性は「子どもの頃によく見ていた景色だが、今はこんなに人が集まるような場所になっていたとは」と驚く。
稲が育つと水面が見えなくなるため、見頃は6月上旬ごろまで。