
スイーツカフェ「Dolcetto(ドルチェット)」(弘前市富野町)が4月1日、弘前大学前にオープンする。
自家焙煎(ばいせん)豆を使ったハンドドリップコーヒーと、フレンチクレープやリンゴあめなどのスイーツを提供する同店。店主の小田桐勇武さんは看護師として働く傍ら、ウェブサイト「弘前のススメ」や販売サイト「弘前のススメ珈琲(コーヒー)」などを運用し、新しい挑戦として同店をオープンさせた。
「凝り性の性格」の小田桐さんによると、コーヒー豆の焙煎やハンドドリップ方法は独学で習得し、店の準備も自力でほとんど行い、メニューや店のデザインも自身で手がけたという。看護師は店を始めるため、今年1月に退職した。
当初はコーヒー専門店として「弘前のススメ珈琲」の実店舗を考えていたという小田桐さん。コーヒーだけでなくスイーツも楽しんでもらえるような店を考えるようになった。「きっかけは物件との出合い。一度は諦めたテナントだったが、大学前という場所を活用しようと考えた」と小田桐さん。店名の「ドルチェット」はイタリア語で「ちょっとした甘いもの」を意味し、勉強の息抜きや休み時間などに立ち寄ってほしいという思いを込めた。
メニューは、深いりと浅いりの2種類を用意する「本日のコーヒー」(480円)とシングルビーンズのコーヒー(各500円)を提供。スイーツは、「セトレのカヌレ」(420円)、フレンチクレープ(650円)、「フローズンカットりんご飴(あめ)」(700円)など。アサイーボウル(980円)、トッピングメニューや学割も用意する。テイクアウトに対応し、コーヒー豆の販売も行う。
「自分の店を持つことに不安と期待が入り混じる」という小田桐さんは「当店は大学の前で、クルマの往来も多い所にある。学生を中心に人が集まるような店にしたい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~18時。日曜定休。