赤い岩木山を描いた画家・井上信平さんの絵画展が4月17日、田中屋画廊(弘前市元寺町)で始まった。
井上さんは、津軽富士と呼ばれる岩木山に「一目ぼれ」し、兵庫から津軽に移り住んだ画家。初めて描いた岩木山の絵は赤を基調とした力強い構図となっている。以来、井上さんは独特のタッチで岩木山を描き続けている。
昨年6月に藤崎町で「赤い岩木山の絵展」を開催。2回目は青森市内で開き、3回目にして弘前での開催は初となる。個展の開催自体も井上さんにとって弘前市内では初という。
作品は28点を展示。今年に入って制作した新作10点も含まれる。3月に開催された「The津軽三味線」のポスターは井上さんが担当しており、その原画も展示する。
岩木山をさまざまな色や手法で描いているため、同じ岩木山とは思えないほど作品によって印象が大きく変わる。「見てくれた方の力になるような絵が一枚でも多くあってほしい」と井上さん。オリジナルグッズの販売も行う。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。今月22日まで。