弘前のサッカークラブチーム「ブランデュー弘前FC」が8月31日、富士大学グラウンド（岩手県花巻）で行われた「FC Fuji08」との試合に勝利した。

センターバックの守備の要として期待される今季入団した鹿村祥平選手

　試合は高谷清太郎選手が前半と後半に1点ずつを決め、ブランデューが2対0で勝利。東北リーグ2部北戦を11連勝とし、好調を維持している。黒部能史理事長は「昨年から構想していた形がようやく結果に結びついている」と話す。

　同チームは「弘前からＪリーグを目指して！」を合言葉に、2012年に設立された。監督に元Ｊリーガーの吉本岳史選手、ゴールキーパーには澤田和樹選手を起用。オリンピック代表の経験を持つ平瀬智行選手が入団するなど話題となった。今季はサンフレッチェ広島FCユースに所属していた経験を持つ佐藤拓選手や仙台大学より入団した鹿村祥平選手の2人が新メンバーとして活躍している。

　現在、同チームの成績は11勝1分け。同リーグでは5試合連続無失点やホーム戦で10試合負けなしといった記録を更新している。残り試合は6試合。2位との差を勝ち点8と離して首位を独走し、今季の東北リーグ1部昇格も見えてきた。

　次の試合は9月7日に岩木山総合公園（百沢裾野）で、おいらせフットボールクラブと対戦。来場者の中から「AOMORI SHOCK ON 2014」のペアチケットが10組に当たる抽選会を行うほか、当日は無料送迎バスを用意する。乗車希望者はNPO法人「弘前Ｊスポーツプロジェクト」（TEL 0172-35-2012）まで。