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開催初日に行われたオープニングトークイベント

館長の木村恵理子さんが聞き手となり、蜷川実花さんへのアーティストトークを開催。弘前での個展の特徴や蜷川さんが写真家の道を志した理由、クリエイティブチーム「EiM」での作品づくりについてなどを語った。蜷川さんは「どうしてもここで展覧会をやりたいと思っていて、木村さんとのやり取りを続けてきて、今日やっと実現できたことが本当にうれしい」と始めた上で、今回の弘前の展示について、「すごく良い展示になったと思っている。2月末まで開催していた東京での大きな展覧会を弘前の展覧会へどのように新しく発展させるかという点が課題だったが、木村さんとの対話や弘前れんが倉庫美術館の特徴的な造りに助けられて、とても良い構成になった」と話した。蜷川さんは昨今、イマ―シブ(没入感)な、五感を使うようなインスタレーション作品を中心として展覧会を行っていたが、館長の木村さんの提案で、青森県での初めての個展であるため過去の写真作品も紹介していく方向へ切り替わったという。蜷川さんは「初期の作品と最新の作品が同じ空間の中に共存しているような展覧会を行うのは今回が初めて。中には20年ほどの時を経ている作品もあり、ある種の客観性と距離を持って自分の作品と出会い直せたことや、進化している点もあれば変わらない点も見えたところが面白い」と話す

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写真家・映画監督の蜷川実花さんの個展「蜷川実花展 with EiM(エイム):儚(はかな)くも煌(きら)めく境界」が4月6日、弘前れんが倉庫美術館(弘前市、TEL 0172-32-8950)で始まった。

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