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弘前出身で日本赤十字社青森県支部の看護婦の花田ミキさん

現在の弘前中央高等学校出身で、日中戦争、太平洋戦争では従軍看護婦として3回の招集を経験し、戦場から帰還した後は看護師と保健師を取得。第二次世界大戦時の八戸市の空襲による負傷者の看護を経験したのち、現在の青森県看護協会の設立に尽力した。八戸赤十字病院看護婦長を務めていた1949(昭和24)年、八戸市で伝染病ポリオの集団感染が起こった際には、単身で上京し、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)から「ケニー療法」と治療法の情報を得て、八戸赤十字病院にて看護チームを結成して治療にあたるとともに、市民にも治療法を紹介した。その後、青森県庁に創設された衛生幹部係の初の女性係長を務め、現在の青森県保健大学の設立にも尽力した。1964(昭和39)年には、保健婦・助産婦団体による「もったらころすな運動」に取り組み、乳幼児死亡率の改善に寄与した。2006(平成18)年に死去。遺体は弘前大学医学部へ献体された。

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映画「じょっぱり看護の人 花田ミキ」の先行上映会が3月17日、弘前文化センター(弘前市下白銀町)大ホールで行われる。

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