青森県平川市の碇ヶ関地域で現在、白いカラスの目撃情報が地元住民の間で話題になっている。
白いカラス2羽と黒いカラス3羽の計5羽が行動をよく共にしているという
目撃されている白いカラスは2羽。道の駅「いかりがせき」(青森県平川市碇ヶ関碇石)周辺の田畑や電線の上で目撃されている。3羽の黒いカラスと一緒に行動していることが多く、カメラやケータイで撮影する地元住民の姿が多く見られた。
NPO法人「森のまなびや」代表理事で環境アセスメント生態系調査員の大瀬将司さんは「生まれつき色素の少ないアルビノ個体だと瞳孔が赤くなるが、(目は)赤くなっていないようだ。捕獲して専門機関で調べてもらうしかないが、2羽が同時に生まれることは確率的に低い。親がアルビノ、もしくは白変種であれば産まれる可能性は高くなる」と話す。
道の駅「いかりがせき」付近に住む70代男性は、朝夕に黒いカラス3羽と一緒にえさを探している姿をよく見かけるという。「黒い2羽が残りの3羽にえさを与えている場面をよく見る。両親と子どもという関係で、白い2羽と黒い1羽は兄弟なのでは」と話す。
地元住民の間では現在、「白いカラスを4羽見たという話を聞いた」(40代男性)、「双子のアルビノであればかなり珍しいケースなのでは」(30代男性)、「かわいい」(10代女性)、「白いカラスは生存率が低いと聞いているので、長く生き残ってほしい」(30代男性)などさまざまな声が聞かれている。