イトーヨーカドー弘前店(弘前市駅前)地下通路ヨークギャラリーで2月24日、「桜風書道教室作品展」が始まった。
日本教育書道会桜風支部の三浦桜風さんが代表を務める「桜風書道教室」(藤崎町)が毎年開いている同展は今年で8回目。
これまでに「日本酒の銘柄」「武士の名刀」などをテーマに開いており、ネット上では「自由すぎる」と話題を集めた。昨年は漫画「北斗の拳」に登場する必殺技を展示したところ、同作の漫画家・原哲夫さんから連絡があり、公式ブログにも紹介された。
「子どもたちに楽しく筆を持ってほしいと始めた」と三浦さん。同教室に通う23人の子どもたちの作品約300点を長さ約40メートルの地下通路に展示する。今年のテーマは「筋肉」「芸人の名前」「難読漢字」「青汁」「津軽弁」「千文字・写経」。
三浦さんは「昨年から保護者の意見などを取り入れてテーマを考えた」と話す。今回の展示企画については、「子どもたちの間でインフルエンザがはやって、作品を仕上げることが難しかった」とも。
筋肉はネットで調べた名前を選ばせて書かせたという。「書いた子ども達もどこの筋肉の名称なのかはよくわかっていないのでは」と明かす。芸人の名前は子ども達に宿題として持ち帰らせたところ、「特定のジャンルに偏ってしまったようだが、そのまますべて採用した」と三浦さん。
「作品を設営中、通りかかった人が『何これ』と笑う声が聞こえた。会場は駐車場と店舗を結ぶ通路。通るだけの場所だが、笑いがこぼれるようなスポットになれば」と笑顔を見せる。
開催時間は9時~21時。入場無料。3月25日まで。