はるか夢球場(弘前市豊田)で6月21日、弘前のローカルアイドル・りんご娘が「東アジアカップ女子ソフトボール大会」の始球式を行った。
中国語の自己紹介で、単語がなかなか出てこず苦笑いする彩香さん
日本を含むアジア5カ国のチームが出場する同大会。弘前でスポーツの国際大会が行われるのは今回が初めて。同球場は改修工事を経て今月リニューアルしたばかり。6月28日には29年ぶりにプロ野球1軍戦が開催される。
りんご娘は弘前を中心に活動する青森のローカルアイドル。現在のメンバーは王林(おうりん)さん、ときさん、ジョナゴールドさん、彩香(さいか)さんの4人で、全員地元の大学や高校に通いながらアイドル活動を行なっている。昨年行われた国民的アニメソングカバーコンテスト「愛踊祭~あいどるまつり~2016」では全国優勝を果たした。
同大会決勝戦となる日本対チャイニーズ・タイペイ(台湾)戦の始球式に登板したのは彩香さん1人。彩香さんは、投球前に中国語で自己紹介をし、台湾の選手たちを沸かした。
ソフトボールの球を触ったことすらなく前日に初めて手にしたという彩香さん。「りんご娘として一人で立ったのも初めて。ものすごく緊張した」と振り返る。練習ではしっかりストライクを投じていたというが、始球式ではストライクゾーンにボールは入らず、ノーバウンドでの始球式にはならなかった。
満足できない投球に残念がる彩香さんは「チャンスがあるなら、もう一度チャレンジしたい」と意欲を見せる。
同大会は日本代表が全勝優勝で閉幕した。