弘前市内を通る北大通りのラベンダーが見頃を迎えている。ラベンダーが植えられているのは、国道7号線の弘前バイパス高架下の信号からまちなか情報センターまでの約3キロ区間。2万2千株のラベンダーが通りを鮮やかに染め上げている。
道の中央分離帯を彩るラベンダーは1995年から植え付けが始まり、今年で19年目。苗木の植栽は11月下旬から12月上旬にかけて定期的に行われ、厳しい冬を乗り越えたラベンダーは6月下旬から7月上旬にかけて最初の見頃を迎える。
ドライバーや通行人の目を和ませるラベンダーは10月下旬にもかれんな花を咲かせる。市では年に2度、刈り込みの作業を行っており、刈り取ったラベンダーの一部は市の道路維持課で無料配布している。毎年7月上旬には200人を超える市民がラベンダーを求めて行列を作るが、今年は例年よりも刈り込みの時期が遅くなったため配布は見送られる予定だ。