弘前で成人式 宇宙工学者や恩師らからコメント届く

ピンクのはかまでそろえた相馬中学校の新成人たち

ピンクのはかまでそろえた相馬中学校の新成人たち

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 弘前市民会館(弘前市下白銀町)で1月8日、成人式「弘前市二十歳の祭典」が行われた。

弘前市民会館前に集まる新成人たち

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 雲一つない快晴となった同日は、会場周辺の積雪も少なく、新成人となった1996年4月~1997年3月生まれの1781人のうち、1370人が式典に参加した。

 主催者のあいさつでは葛西憲之市長が「弘前に新しい風を吹かせてほしい。この風が強いほど弘前が前に進む。これからの弘前があずましい(津軽弁で住みやすいの意)街になるように、社会で活躍してもらいたい」と祝辞の言葉を送った。

 サプライズ演出でビデオメッセージを上映。宇宙工学者の川口淳一郎さんや埼玉西武ライオンズの外崎修汰さん、シンガー・ソングライターのd-iZeさんといった弘前出身者らのほか、中高学校の11人の恩師が出演した映像には、新成人から感嘆の声が上がった。

 式典終了後に、テーマパークのチケットや商品券が当たる抽選会のほか、茶会、メモリアルカレンダーの撮影などのイベントを企画。会場周辺は、歩くことが困難なほど晴れ着姿の新成人で埋め尽くされ、旧友との再会や思い出話に花が咲いていた。

 弘前高校出身で宮城県仙台市から成人式に出席した小山内千登さんは「懐かしい友人とお互いの近況を話し合い鼓舞できたように感じる。気持ちに変化はないが、これからは自分自身で考え、節度ある行動を取っていきたい」と話す。 

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