弘前に5月26日、自転車専門店「CHAMPIONSHIP BIKES」(弘前市土手町、TEL 0172-88-6460)がオープンした。
ビンテージバイクやオリジナル自転車40種類以上と、関連アクセサリーやパーツなど約100点をそろえる同店。店舗面積は15坪。
店内には、BMCのロードバイク(21万円~)、リドレーの最新ロードバイクやシングルスピード、内装変速の街乗りバイク、海外で直接買い付けてきたというフライトバゲージのバックパック(5万~)などの業務用メッセンジャーバッグを並べる。販売のほか、修理やメンテナンスの相談にも対応する。
店長の佐藤和貴さんは高校時代、スキー部に所属し、夏季練習としてロードバイクに乗っていたことが、自転車に興味を持つきっかけになったという。高校卒業後、「自転車安全整備士」「自転車技士」の資格を取得し、東京のスポーツサイクル専門店「ワイズロード」で整備士として働いた経歴を持つ。
将来は弘前で自分の店を持つことを考えていたという佐藤さんは、自転車の整備だけなく、乗り方や楽しみ方も提案したいと考え、30歳を超えてメッセンジャーを始めた。約3年間の勤務経験を通じ、自転車の奥深さやメッセンジャーたちのストリート文化を学んだという。開業に当たり、今年2月からアメリカやオランダなど5カ国を巡り、商品の買い付けや海外の自転車事情を自転車に乗って体験した。
佐藤さんは「おしゃれは足元からと言うが、自転車は靴よりさらに下にある。自転車のある生活を弘前にもっと根付かせていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~19時。水曜定休。