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弘前を舞台にした漫画「ふらいんぐうぃっち」アニメ化 盛り上がる地元

弘前駅前に設置されている「ふらいんぐうぃっち」の大型看板。右下に「アニメ化決定」の文字が追加された

弘前駅前に設置されている「ふらいんぐうぃっち」の大型看板。右下に「アニメ化決定」の文字が追加された

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 青森県弘前市を舞台にしているという漫画「ふらいんぐうぃっち」が、アニメ化されることが発表され、同市では盛り上がりを見せている。

数量限定で発売した「ふらいんぐうぃっち」のクリアファイル

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 別冊少年マガジンで連載中の同作。青森にやってきた魔女・木幡真琴が、居候先の親せきたちと過ごす日常を描く。2012年9月より隔月で連載が始まり、単行本は現在3巻まで発行。作者は同市出身の石塚千尋さん。現在はUターンして、同市に在住しながら漫画を執筆している。

 弘前観光コンベンション協会では、発表があった8月1日中にアニメ化の情報をホームページ上で伝えた。弘前フィルムコミッション実行委員会は、JR弘前駅前に5月から設置していた同作の大型看板に「アニメ化決定」という文字を加え、舞台巡りの観光用マップは一部イラスト差し替えて引き続き配布を行うという。

 ユーチューブで同日、動画「魔法が使えるかもしれない街 弘前~HIROSAKI~」を公開した。同作の劇中に登場する場所を舞台に、2人の女子高生が魔法の世界に迷い込み、不思議な体験をするストーリー。監督を務めた東京在住の藤代雄一朗さんは「和洋混じった独特な情緒が引き継がれている街並みに興味を持ち、今回の映像ではそれら歴史的建造物を積極的に取り入れた」と話す。

 やまと印刷(神田)では8月3日、同作のイラストを使ったクリアファイルの販売を始めた。同社の佐々木正典さんは「地元を題材にした、地元出身の漫画家さんがいるなら何か自分たちで周知活動ができないかなと話をしていたのが発端。いつか実現するアニメ放送の時期に、みんなが知っていればいいねと話していたが、さっそくのアニメ化は想定外だった」とほほ笑む。

 クリアファイルはアニメ専門店「ブランコ」を中心に1500枚限定で販売する。

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