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弘前「6本足」の看板の「ごんぎつね」が1周年 店主の世界観描く

店主の清野安和さんと店のキャラクター「ごんぎつね」のぬいぐるみ

店主の清野安和さんと店のキャラクター「ごんぎつね」のぬいぐるみ

 「6本足休憩所 ごんぎつね」(弘前市新鍛冶町)が4月1日、オープン1周年を迎えた。

「ごんぎつね」の店内

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 6本足のキャラクターが描かれた看板が特徴の同店。店内には、店主の清野安和さんが描いたイラストや、趣味で集めたコレクションを飾る。清野さんは「バーでも居酒屋でも喫茶店でもなく、夜にゆっくり休むことができる『休憩所』として開業した。この1年はあっという間だったが、弘前には面白い人やくせの強い人が多いと改めて感じている」と笑顔を見せる。

 清野さんは弘前出身。東京や秋田などでさまざまな職を経験し、前職では土木エンジニアとして官公庁に出向していた経歴を持つ。2023年に退職して弘前へUターンしたが、戻ってからの1年間は毎日、土淵川沿いを歩いて過ごしていたという。「毎日8時30分から17時まで働くというスタイルが、どうしても性に合わなかった」と清野さんは振り返る。

 自らを「ニートだった」と語る清野さんが、開業に向けて動き出したのは昨年の冬のこと。「一日に5回も雪かきをしなければならない日があり、『このままではいけない、何か始めなければ』と一念発起して自分の店を持つことに決めた」と明かす。

 出店場所に選んだのは、鍛冶町で一番古いと言われる築50年以上のビル。「曲線状の天井が気に入り、ここなら自分らしさが出せそうだと思った」という。内装工事は友人と協力して作業を行い、看板には清野さんが描いた6本足の「ごんぎつね」を掲げた。店名については、「小学生の時に読んだ児童文学『ごんぎつね』の、読後のなんとも言い表せない切ない気持ちが自分の原点。看板のインパクトに引かれて来店する客も多い」と話す。

 1年を振り返り、清野さんは「新しい仲間やエネルギッシュな若者たちとの出会いに恵まれた。現在はそんな仲間たちと2店舗目のオープンを準備している。これからも真面目にふざけていきたい」と話す。

 営業時間は21時~翌5時。

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