弘前経済新聞の2025年の年間PV(ページビュー)ランキング1位は、土手町に開業したクレープ店「クルックー」の記事だった。
ランキングは、今年1月1日から12月12日までの1年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は記載日)。
1.弘前にクレープ店「クルックー」 ポッポの元従業員が開業(2/21)
2.市原隼人さん、青森・田舎館村で田植え 映画「おいしい給食」とコラボ(6/12)
3.弘前のカフェ「ブルーエイト」営業継続へ 3代目店主決まる(9/17)
4.弘前「ヒロロ」に室内釣り堀 子どもと楽しめる店づくり(8/12)
5.弘前のスナックビルに大学生起業家が入居 築50年超の物件を改装(1/18)
6.シーナシーナ弘前店に「ピヨのクレープ屋さん」 「ポッポ」跡に出店(2/25)
7.弘前の「銀水食堂」、臨時休業 動物園目的の夫婦旅行のため(6/27)
8.弘前に地産食材メインのフレンチレストラン「日香」 移住夫婦が出店(5/12)
9.シーナシーナ弘前地下に「ロピア」 「食のテーマパーク」目指す(2/26)
10.弘前のラーメン店「謝」がブランド変更 二郎系からつけ麺店に(8/15)
1位に輝いたのは、2月22日に土手町にオープンしたクレープ店「土手町のクレープ屋さん クルックー」を知らせる記事。イトーヨーカドー弘前店の地下フードコートで営業していたクレープ店ポッポの元従業員・相馬洋子さんが立ち上げた。弘前出身の芸人・シソンヌのじろうさんから声をかけられ、独立した経緯もあり、店はオープン当初から行列ができ、現在でも人気店となっている。
2位は田舎館村で毎年行われる田んぼアートの田植えに俳優の市原隼人さんが参加したことを知らせる記事だった。市原さんの田植えは、映画「おいしい給食 炎の修学旅行」と田んぼアートのコラボ企画で、今年の第2田んぼアート会場には市原さん演じる甘利田幸男がリンゴを持ったイラストが採用された。
3位はカフェ「ブルーエイト」の3代目店主が決まった記事。同店の営業を約40年続けた1代目店主が2023年1月に2代目店主を公募し、2023年4月からは2代目店主が営業を引き継いでいた。現在営業している3代目店主は20代の鈴木汰一さん。パフェメニューは踏襲しつつ、新メニューなどを加えて営業している。
弘前経済新聞のSNSでは、1月に公開されたレッドブルの動画「峠最速は誰だ」を紹介する記事と10月に閉店した「ゲームフェスタミタマ」(弘前市駅前町)を紹介する記事が多く拡散された。レッドブルの動画は撮影場所が「津軽岩木スカイライン」だったことから話題を集め、弘南バスのラッピングバスが運行するようになった。「ミタマ」は約40年にわたって営業したゲームセンターで、閉店の瞬間を捉えた動画は88万回以上再生された。
2025年は、飲食店オープンの記事に加え、イベント開催の記事も注目を集めた。2026年も地域のさまざまな動きや人に焦点を当て、街の話題やニュースをいち早く伝えていきたい。