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弘前のクラフトビール醸造所がベルギーの国際ビール品評会で金賞

「ビーイージー・ブルーイング」社長のギャレス・バーンズさん

「ビーイージー・ブルーイング」社長のギャレス・バーンズさん

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 クラフトビール醸造所「Be Easy Brewing(ビーイージー・ブルーイング)」が11月17日、ベルギーの国際品評会「Brussels Beer Challenge(ブリュッセル・ビア・チャレンジ)」で金賞を獲得した。

漫画家・石塚千尋さんがラベルを担当する「MASIC SPELL」

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 ビーイージー・ブルーイングは、元米空軍兵士のギャレス・バーンズさんが2016(平成28)年に開設した醸造所。当初はたる販売のみだったが、コロナ禍でビンや缶入りの商品を取り扱うようになった。

 出品した「ブリュッセル・ビア・チャレンジ2025」では、約80人のビール専門家が世界1700種類のビールを評価。278品に賞を贈った。ギャレスさんが出品したビール「DEBBIES PALE ALE(デビーズペールエール)」は「Pale&Amber Ale : American Pale Ale」部門で金賞を獲得した。

 ギャレスさんは2018年からビールの品評会に出品を始め、国内だけでなく海外にも出品するようになった。昨年はドイツのビール品評会「Finest Beer Selection(ファイネスト・ビア・セレクション)」に出品した「青森エール」が日本国内のビールの中で最高得点を獲得した。

 ベルギーを除き、ギャレスさんが今年出品した国際品評会は、イギリスの「World Beer Awards(ワールドビアーアワード)」、アジア全域のビールを対象とした「Asia Beer Championship(アジアビアチャンピオンシップ)」、ドイツの「ファイネスト・ビア・セレクション」の3つ。ワールドビアーアワードは3部門、アジビアチャンピオンシップとファイネスト・ビア・セレクションはそれぞれ2部門で受賞した。

 中でも「一番うれしかった」とギャレスさんが話す「ワールドビアーアワード」は、6種のホップをブレンドした「Tohoku 6 Hop IPA」が「世界最優秀NEIPA」部門で、「WORLD'S BEST IPA」に選ばれた。デザイン部門では、弘前在住の漫画家・石塚千尋さんがラベルを担当する「MASIC SPELL(マジックスペル)」シリーズの三戸を舞台にしたデザインのビールが銀賞を受賞。「世界の舞台で青森を題材にした漫画のラベルが受賞できたことがうれしい」とギャレスさん。

 来年は醸造所開設10周年を迎える。ギャレスさんは「故郷・アメリカのコンベディションに挑戦したい」と意欲を見せる。

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