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大鰐温泉駅前に洋菓子店「KOS」 Uターン女性が一念発起

故郷の大鰐に洋菓子店を開業した福士若菜さん

故郷の大鰐に洋菓子店を開業した福士若菜さん

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 JR大鰐温泉駅前に洋菓子店「お菓子工房 KOS(コス)」(南津軽郡大鰐町、TEL 0172-55-6461)がオープンして1カ月がたつ。

KOSの看板商品・チーズケーキ

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 大鰐出身の福士若菜さんが、空き店舗を活用して7月11日に出店した同店。福士さんによると、大鰐には洋菓子をテイクアウトできる店がほとんどないため、「バースデーケーキを買える店があれば」と出店を決心したという。

 福士さんは大学進学を機に地元を離れ、卒業後は新潟の洋菓子店に10年以上勤務。故郷に自分の店を持つ夢をかなえようとUターンしたが、高校時代までの景色とは一変してシャッター通りになってしまった大鰐を見て一度は諦めたという。弘前の飲食店などで働き続けていたが、大鰐温泉駅前にカフェバーやコーヒースタンドが新規出店していく状況を見て一念発起し、長年の夢をかなえた。

 看板商品はチーズケーキ(5号ホール=1,650円、カップ=290円)。チーズ独特の味わいを含ませたスフレ状の生地が売りという。県産米粉「あおもりっこ」を使ったシフォンケーキ(250円、クリーム付き=350円)は日替わりで4種類程度を提供するほか、自家製シロップを使ったジンジャーエール(300円)といったドリンクもそろえる。バースデーケーキや店頭にない商品の特別注文も予約制で応じる。販売はテイクアウトのみ。

 店名のKOSはノルウェー語で「日常にある幸せ」「心地よい時間」などの意で、地域の住民にとって普段使いできる店にしたいとの思いを込めた。福士さんは「中高生からお年寄りまで気軽に利用してもらえるよう、できるだけ低価格にしている。皆さまのニーズに応える店にしていきたい」と話す。

 営業時間は11時~17時30分。月曜定休。

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