プロ野球のパシフィック・リーグ公式戦とファーム交流戦が7月2日から相次ぎ、「はるか夢球場」(弘前市豊田2)で開催される。
開催されるのは、7月2日がパシフィック・リーグ公式戦「東北楽天ゴールデンイーグルス VS. オリックス・バファローズ」。同試合に続き7月6日・7日には、ファーム交流戦「広島東洋カープ VS. 東京ヤクルトスワローズ」も開催される。3試合の開催に合わせて弘前市スポーツ振興課内にある弘前市プロ野球一軍戦誘致実行委員会は、「ひろさきプロ野球Week!」と題して応援を呼びかける。
呼びかけを受け、弘前の野球好きが結成した市民団体「弘前市で子供たちにプロ野球の一流のプレーで夢と希望・感動を伝えたい会」は、7月6日の来場者5000人を目指し活動を始めた。同会によると、2016年7月23日に開催された「イースタンリーグ戦」の来場者数が4198人だったことから、5000人を目指せば一軍戦誘致の後押しになるという考え。6月7日には、かくみ小路の入り口に来場を呼びかける横断幕を設置した。
カープファンが集まるカフェバー「aj(エージェー)」(百石町)では、多い日では10人以上のカープファンが集まり、試合を観戦する。カープ戦は、2021年にも同カードでの試合が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。
約10年前からカープファンとなり広島へ通うほどになったという店主の鎌田真志さんは「青森県内でのカープの試合は1988(昭和63)年以来。弘前では改めての初開催なので、盛り上げていきたい」と話す。「当日はマツダスタジアムでしか食べられないグルメが球場で食べられるなど、球場でしか味わえない楽しみもある。試合だけでなく球場の雰囲気をぜひ味わってほしい」と呼びかける。