弘前市立城東小学校(弘前市大久保西田)に5月17日、津軽弁の交通安全標語看板の新作4枚が設置された。
津軽弁で書かれた交通安全標語は、弘前交通安全協会・和徳支部が2007(平成19)年から始めた取り組み。城東小学校6年生に「交通安全思いやり俳句」を依頼したことがきっかけで、津軽弁の条件をつけて集めるようになった。今年は43人の作品の中から4作品が入賞した。
今回新しく加わった4標語は次の通り。「どんだっきゃ スマホど運転 どぢがさせ(いかがなものか、スマホと運転、どちらかにしなさい)」「あどわんか はえぐではって あさいでげ(もう少し早く家を出て歩いて行きなさい)」「おべでらが? 黄色は止まれど ふとずだね(知っているでしょう?黄色は止まれと同じだよね)」「いっとまが 横断歩道 止まってけ(少しの時間 横断歩道は 止まってください)」。
新作の看板は5月18日に開催した同校の運動会に合わせて校門隣に並べて設置。同支部の原田利昭さんによると、過去の作品は城東小学校の学区に設置し、昨年の作品を含めて66枚あるという。
原田さんは「今年の作品の中には、歩行者というより子ども向けの標語があり、津軽弁は分かっても状況を理解するのが難しかった」と笑顔を見せる。「普段から子どもたちが言われていることかもしれない。慌てて走って登校しないように今年も交通安全に心がけてほしい」とも。