弘前の女子サッカークラブ「Bon Sagesse(ボン サジェス)」が現在、全国大会出場に伴う寄付金を募っている。
「女性でもサッカーを生涯スポーツにしたい」を目標に、弘前を中心に平川、黒石、板柳、青森などの中学生から社会人までが所属する同サッカークラブ。監督の平栗詩乃さんを中心に結成し、現在は25人が在籍。創設は2017(平成29)年6月。クラブ名は「いい知恵」を意味する。
平栗さんは事務員として働きながら選手としてもプレーし、クラブの運用や練習の管理なども行う。「大型免許を取得し、自分でバスを運転することもある。知り合いや協力してくれる会社などから協賛を募ったり選手たちが負担したりして資金繰りに苦労しながら活動している」と平栗さん。
昨年12月に開催された第29回東北女子フットサル選手権大会兼JFA第19回全日本女子フットサル選手権の東北大会で優勝し、3月3日から静岡・浜松で行われる本戦への出場を決めた。「前年は準決勝で敗れていたため、チーム結成6年で達成できた優勝だった」と平栗さん。
優勝したと同時に平栗さんが心配したのは活動経費だったという。平栗さんは「初めての全国大会に喜びはあったが、素直に喜べない部分があった。東北の代表として全国レベルを一人でも多くの選手たちに体験してもらいたく、多くの人たちの協力をお願いできれば」と呼びかける。
「一つでも多く勝利して青森、東北の女子サッカーを盛り上げたい」とも。
個人協賛は1口=3,000円、法人団体協賛は1口=5,000円。協力者には礼状を送付する。振込先は青森銀行大湊支店、普通預金、口座番号3111386、口座名「ボン サジェス」。「たこ焼き・駄菓子 のん」(弘前市南横町)、「サッパドゥ」(高田)に募金箱を設置する。