「たねゆい食堂」(弘前市松森町、TEL 090-6687-2121)が12月21日、オープンした。
「アスリートと食事と地域」をコンセプトにした同店。店主の種澤佑依さんが、アスリート向けの食事を娘のために学んだ知識を生かしたメニューを提供する。店名は種澤さんのあだ名から付けた。
種澤さんによると、小学1年生からマラソンを始めた種澤さんの娘が成長と共に体調不良になることがあり、走れない日もあったという。「アスリートにとって食事は栄養だけでなくコンディションも左右する。食事によって娘が前向きになれたことが良い経験となった」と種澤さん。
出店の準備は1年前から始め、夫が働く美容室「コタリナ」(大町)の近くという立地から同テナントを選んだ。エステティックセラピストとして働いている種澤さんは、「たねゆい食堂」を出店した後も毎週月曜はエステティックセラピストを続ける。
店舗面積は14坪、客席数は20席。2階は小上がりとなっており、幼児向けのスペースもある。店内は「青い扉と白い壁のある地中海にある建物」をイメージし、外壁も白く塗った。「同じ食事でも気分が変わる」ことから食器にもこだわり、全国の作家の一点物を使う。
メニューは、週替わりで主菜が変わる「アスリート定食」(1,300円)と包み唐揚げが主菜となる「たねゆい定食」(1,000円)。包み唐揚げは米粉と米油を使い、「油っぽさを抑えた唐揚げ」と種澤さん。包み唐揚げはテイクアウトにも対応する(5個=750円)。ソフトドリンク(各種200円)、アルコールも用意。
種澤さんは「2026年には青森国体が開催される。スポーツ選手やアスリートへのサポートがより必要になるのでは。アスリートをサポートする人たちと連携し、地域スポーツを盛り上げられるような店にしたい」と意欲を見せる。「アスリート向けの食事だが、普段から食べられるような機会をもっと増やしたい」とも。
営業時間は11時30分~17時。日・月曜定休。