青森・西目屋にある乳穂ヶ滝(におがたき)で2月1日、ライトアップが始まった。
高さ33メートルの直瀑(ちょくばく)型の乳穂ヶ滝は、厳冬時期になると氷結する。現在は一部氷結しているが、全体は氷結していない。全体が氷結すれば2018(平成30)年以来、4年ぶり。目屋観光協会事務局の平田凌さんは、「今後も冷え込む予報のため、あと1週間もあれば完全に氷結するのでは」と話す。
ライトアップは例年通り、青、緑、黄のライトを当てる。「幻想的」「荘厳」と氷結のライトアップを楽しみにする地元住民は多く、氷結状況を毎朝8時に更新する西目屋村のホームページを見守るネットユーザーも少なくない。
2月第3日曜日に毎年開催していた「乳穂ヶ滝氷祭」は昨年に続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止する。氷結した滝の太さや形状から農凶を占っていた祭りで、神事式を中心に民謡や登山ばやしなどのステージショーを行っていた。
平田さんは「4年ぶりの氷結に私自身楽しみにしている。例年であれば出店などもあったが、今年もライトアップのみ。お越しの際は、マスク着用など感染症対策にご協力いただきたい」と呼び掛ける。
ライトアップ点灯時間は16時30分~22時。2月28日まで。