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弘前で8ミリフィルム上映会-40年前の運動会映像に拍手や笑い声

8ミリフィルムの映像を真剣に見つめる住民たち

8ミリフィルムの映像を真剣に見つめる住民たち

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 8ミリフィルムで残っていた40年前の運動会の模様が4月12日、岩木山商工会館(弘前市賀田1)で上映された。

上映に使われた8mmフイルム映写機「ELMO SP-E」

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賀田町会通常総会のプログラムとして企画され、同町に住む対馬菓子舗の対馬克弘さんが発案。賀田公民館活動の一環で昨年末、自宅を整理していたところ残されていたフィルムを発見したという。

 上映前に対馬さんは「この映像には当時の風景や賀田町会を支えた先人たちの姿が写っている。懐かしみながら語り合えれば」と企画意図を説明。映写が始まると訪れた町内会の住民から「懐かしい」「うれしい」といった声が上がり、拍手や笑い声が沸き起こった。

 上映にはHMD(ホームムービーデー)弘前が協力。HMDは、家庭に眠るフィルムを持ち寄ってみんなで見ながら語り合う活動を行っている。アメリカのフィルム保存の専門家らから始めた世界的な活動となり、弘前では2006年より始まった。

 同団体の代表・竹森朝子さんは「上映だけでなく、フィルムは劣化しやすいため保存する大切さも伝えていきたい」と話し、その地域で上映することの意義をあらためて感じたと強調する。

 対馬さんによると、ねぷたの制作過程を収めた映像や岩木山をスキーで降りることに挑戦したドキュメンタリーなどのフィルムもあるという。これらのフィルムの上映も「今後考えていきたい」と話す。

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