弘前公園で現在、桜のライトアップが行われている。
2600本の桜が咲く弘前公園では、弘前さくらまつり期間中にライトアップし、夜桜が楽しめるようにしている。今年は新型コロナウイルスの影響で、ライトアップ時間は例年より短縮して20時30分まで行う。
ライトアップは桜を照らすことが目的だが、照らされた桜が水面に鏡のように映り込む「リフレクション(鏡映)」を見ることができる。堀が多い弘前公園では水面に映る桜が多く、特に西堀の春陽橋から見るライトアップは見どころの一つとなっている。
今年は満開を迎えた18日から日照時間は長く天気は良かったものの、1日の平均風速が4.2メートル毎秒となる日があるなど、風が強い日が続いたため水面は安定しなかったが、少ない機会を写真に収めようと挑戦する花見客の姿があった。
弘前公園を毎日通っているという市内在住の40代女性は「今年は園内に感染症対策があり、普段とは違う花見になっているが、昨年は見ることができなかったライトアップを楽しめてうれしい。寄り道はせず、純粋に桜だけ楽しんでいる」と話す。
弘前市都市整備部公園緑地課の発表によると、西堀西岸の桜は現在5分散り、東岸は満開という。弘前さくらまつりは5月5日まで。ライトアップは20時30分まで。