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弘前の街中をねぷたで彩る 金魚ねぷたや角灯籠、点灯も

土手町通りに設置された金魚ねぷた

土手町通りに設置された金魚ねぷた

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 金魚ねぷたや角灯籠を街中に飾る「城下の美風」が7月27日、市内中心市街で始まった。

手持ちねぷたの裏面にあるメッセージは高校生たちが描いた

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 「城下の美風」は新型コロナウイルスの影響で中止となった「弘前ねぷたまつり」に代わり弘前市が実施する企画。弘前市役所本庁ほか、土手町通りやJR弘前駅前といった中心市街に手持ちねぷたと呼ばれる角灯籠や金魚ねぷたを設置し、弘前ねぷたまつりの雰囲気を味わってもらうもの。夜間は点灯する。点灯時間は19時~23時。

 弘前ねぷたまつり運営委員会の担当者によると、手持ちねぷたを軒先などに飾る風習は大正から昭和初期にあったとされ、町内運行やねぷたを行わない年にその町会では飾っていたという。「当時の風習を復活させる意味もあるが、改めて弘前ねぷたについて考える年にしてほしい」と担当者。

 設置する手持ちねぷたの表面はねぷた絵師が一つ一つ描いたねぷた絵で、裏面には市内高校生らがねぷたに関連したメッセージを書いた。青森銀行記念館(弘前市元長町)前の弘前市中央広場では、フットライトねぷた絵を24本設置する。8月1日から市内各所でも各ねぷた団体が手持ちねぷたなどを設置予定。

 「城下の美風」実施に合わせ、弘前ねぷたフォトコンテストを行う。「城下の美風」「おうちで弘前ねぷた」「SNSねぷたまつり」の3つの部門で開催し、入選作品には弘前ねぷたまつりグッズの詰め合わせを進呈する。応募方法はSNSの公式アカウントをフォローし、それぞれのハッシュタグで投稿する。募集期間は8月21日まで。

 担当者は「残念ながら今年の祭りは中止となったが、街に飾られたねぷたを3密を避けて見て回り、少しでもねぷたの雰囲気を味わっていただければ」と話す。

 8月31日まで。

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