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弘前公園に「花筏」が完成へ ピンクの水面を泳ぐカモや花吹雪

追手門近くの外堀にできた花筏にカメラを向ける花見客(4月28日12時頃)

追手門近くの外堀にできた花筏にカメラを向ける花見客(4月28日12時頃)

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 弘前公園(青森県弘前市)で4月28日、「花筏(はないかだ)」の風景が見頃となり、多くの花見客で賑わいを見せていた。

花筏の中を泳ぐカモ

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 弘前公園の桜は日本三大名所の一つと言われ、満開を迎えるのは4月下旬から5月上旬。園内には52種約2600本の桜が咲く。ゴールデンウイーク2日目となった同日は晴天に恵まれ、3月並みの寒さが続いた前日から一転。10度以上も暖かくなったことから早朝から多くの花見客が訪れていた。

 花筏は散った桜の花びらが水面に浮かぶ様子を筏に見立てた季語。同園には、弘前城跡の天守や城門のほか、公園を囲うように堀があり、散った桜の花びらが溜まりやすい。その光景は、「桜の絨毯(じゅうたん)」「桜の畳」などと例えられ、「散っても美しい」と国内外から花筏を目当てに訪れる観光客もいるという。

 風向きや散り具合によって花筏ができる場所が異なるため、花見客らは花びらのたまっていく様子を見ながら、カメラや携帯電話を構え、時折舞う花吹雪に花筏の中を泳ぐカモの姿に喜ぶ姿があった。

 28日11時に弘前市公園緑地課が発表した開花状況によると、外堀は4分散りで園内は散り始め。西堀東岸にある桜のトンネルは満開とし、花吹雪・花筏の見頃を30日とした。

 弘前さくらまつりは5月6日まで。

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