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弘前に初の「大勝軒」のれん分け店 故山岸さんの弟子が地元で定着目指す

店主の野呂綱孝さん

店主の野呂綱孝さん

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 弘前大勝軒(弘前市市松ヶ枝、TEL 0172-55-5367)がオープンして約1カ月がたった。

もりそば(普通盛り)

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 11月7日にオープンした同店。店主の野呂綱孝さんは2012年6月23日に青森では初となる東池袋大勝軒からのれん分けした「青森大勝軒」(青森市茶屋町)をはじめ、「サンロード青森店」(青森市緑)、「八戸大勝軒」(八戸市八幡上樋田)を開業させた。青森での出店は4店舗目。

 野呂さんは20代に上京して営業職を経験。ラーメン好きが高じて各地のラーメンを食べ歩いていたところ、大勝軒に出合った。「衝撃を受けた」と野呂さん。30歳から東池袋大勝軒で働き始め、店長も経験。帰郷した後、35歳で「青森大勝軒」をオープンした。

 「サンクス弘前高崎店」跡に開業した同店。店舗面積は約48坪、客席数は、カウンター席17席、テーブル席16席。駐車場は19台。店内は調理場を中央に配置し、ラーメンを作る過程が見られるようにしたという。「待ち時間にラーメンができていく様子を楽しんでもらえれば」と野呂さん。

 のり以外はすべて自家製のメニュー。東池袋本店と同じく、げんこつ、豚足、鶏、ひき肉などを使ったスープは約12時間かけて仕込み、麺は大勝軒専用のオリジナルブレンドの小麦粉を使い、その日のためだけに製麺する。チャーシューも秘伝のタレを使った自家製。これらの三位一体が難しいと野呂さん。「今のベストを常に提供しているが、3カ月くらいの周期で迷いが生じて大勝軒という枠の中で悩み始める。ラーメンの難しさでもある」と明かす。

 メニューはもりそば(750円)のほか、辛味もりそば(850円)、もり玉子(850円)、もりチャーシュー野菜(1,150円)、ラーメン(750円)も提供。麺の大盛りは無料で、学生向きという「山盛」は100円、体育会系は「天盛」(200円)を用意する。

 「東池袋大勝軒」の創業者で「つけ麺の生みの親」として知られる故山岸一雄さんの「親子三代が通えるような店」といった教えを今でも通しているという野呂さん。「ラーメンの味は『豚ガラ、鶏ガラ、人柄』で決まるといった例え話があり、『店長や店員に会いに来たよ』と思っていただけるような店が理想。毎日食べても飽きがないラーメンづくりや、スタッフの育成にも力を入れている」と話す。

 オープンして1カ月がたち、想定以上の反響で、連日スープがなくなり現在のところ21時まで営業できたことはないという。「1日の提供数には限界があるため、温かい目で見守っていただければ」と野呂さん。

 「青森の煮干しラーメンとは違ったラーメンとして大勝軒を地元に根付かせていきたい。八戸の再開はもちろん、青森全域で広めていくことができれば」とも。

 営業時間は、11時~15時、17時~21時。火曜定休。

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