弘前経済新聞が2025年に紹介した新規開業、営業再開に関する記事は33件ありました。弘前市と周辺市町村での開業記事をまとめたもので、移転オープンを含みます。実店舗のみで、リニューアルは除いて集計しました。

　2025年は「CiiNA CiiNA（シーナシーナ）弘前」の核テナントであるスーパーマーケット「食生活♥♥（ラブラブ）ロピア弘前店」が2月に営業開始し、昨年10月末の一部開業を経て本格オープン。「ゼッテリア」東北1号店のほか、旧イトーヨーカドー・ポッポの跡地に「ピヨのクレープ屋さん」「kitchen もぐもぐ」が入居してファストフード機能を継承した一方、ポッポ元従業員によるクレープ店「クルックー」が土手町にオープンして話題となりました。ホテルニューキャッスルで親しまれた居酒屋「この花」の再オープン、百貨店「中三弘前店」閉店の影響を受けた中華店「山忠」の営業再開など、親しまれた味の復活に向けた店主たちの奮闘も。

　既存の建物をリニューアルして新たな価値を提案する動きも見られました。昨年3月に閉館した桶屋町の成人映画館「テアトル弘前」跡地は、イベントスペース「ニューテアトル弘前」およびカフェバー「アトレ座」として再生。同館が入居する雑居ビル「グランドパレス」では、大学生起業家が入居するレンタルオフィス、ダンスの練習やフィットネス利用ができる無人スペースがサービスインし、新たな文化発信拠点に生まれ変わりました。

　うどん店「自家製うどん　たいら」とイタリアン「adatto（アダット）」は、ラーメンや日本料理の人気店で厨房を支えたスタッフが独立し、異業態に挑戦した好例です。アンティークショップ「FESTINA LENTE（フェスティーナレンテ）」、フレンチレストラン「日香」、バー「Bar＆Cocktailteller Snaw（バーアンドカクテルテラー スノウ）」、コワーキングスペース「hogehoge hirosaki」、カフェ＆バー「FILLS CAFE（フィルズカフェ）」は、いずれも県外からの移住者による開業。それぞれが特色あるバッググラウンドを生かしたサービスを展開しています。

　弘前経済新聞では2026年も引き続き街の新しい動きをキャッチしながら、明るいニュースを発信してまいります。

1月

7日

自家製うどん　たいら（弘前市和泉1-16-3）

弘前の住宅街にうどん店「たいら」　和食やラーメン店の経験持つ店主

20日

中華そば おのまつ（平川市尾上栄松82-5）

津軽尾上駅近くにラーメン店「おのまつ」　カメラマンから転身した店主

調音施工スタジオ弘前（弘前市大清水4丁目12-5）

弘前に北東北初「調音施工スタジオ」　走行音静粛化の需要開拓へ

2月

4日

山忠大町（弘前市大町１丁目6-7）

弘前の中華店「山忠」が営業再開　中三閉店のあおりで移転、5カ月ぶりに

11日

wine＆whiskey Bordo（ボード）（弘前市大町2-2-11）

弘前にイタリアンバル「ボード」　固定メニュー設けず「お薦め」提供

21日

ゼッテリアCiiNACiiNA（シーナシーナ）弘前店（弘前市駅前3丁目2－1）

弘前にハンバーガー店「ゼッテリア」　ロッテリア東北初の新業態

22日

土手町のクレープ屋さん クルックー（弘前市土手町65）

弘前にクレープ店「クルックー」　ポッポの元従業員が開業

26日

食生活♥♥（ラブラブ）ロピア弘前店（弘前市駅前3-2-1）

シーナシーナ弘前地下に「ロピア」　「食のテーマパーク」目指す

ピヨのクレープ屋さん（弘前市駅前3-2-1）

シーナシーナ弘前店に「ピヨのクレープ屋さん」　「ポッポ」跡に出店

4月

1日

山金（やまきん）りんご小山内商店（弘前市駅前町12-1）

弘前にリンゴの通年販売店「山金」　卸業のノウハウ生かし

Dolcetto（弘前市富野町6-4）

弘前大学前にカフェ「ドルチェット」　リンゴあめなどのスイーツも

10日

アトレ座（弘前市桶屋町5-2）

弘前の成人映画館跡にイベントスペース　カフェバーが先行オープンへ

11日

元祖家系油そば　佐藤家（弘前市中野１丁目13-45）＝「佐い藤家」に改称

弘前・西弘に油そば専門店「佐藤家」　「学生街に活気」目標に

24日

日香（弘前市石渡3-3-27）

弘前に地産食材メインのフレンチレストラン「日香」　移住夫婦が出店

26日

FESTINA LENTE（弘前市代官町22）

弘前にアンティークショップ「フェスティーナレンテ」　移住夫婦が2店舗目

29日

ニューテアトル弘前（弘前市桶屋町5-2）

弘前に「ニューテアトル」開業へ　成人映画館跡をイベントスペースに

5月

20日

フレグリ（弘前市大字富野町6-7）

弘前大学前にサラダボウル専門店「フレグリ」　健康に気を遣うメニュー提供

6月

2日

酒処 長州。（弘前市富田2丁目5-2）

弘前市富田に「酒処 長州。」　「小料理屋の女将」に憧れ出店

7月

1日

炭火焼肉 粋匠苑（弘前市高田2-8-4）

弘前に「昭和レトロ」テーマの焼き肉店「粋匠苑」　家族層ターゲットに

3日

Bar＆Cocktailteller Snaw（弘前市新鍛冶町67）

弘前にカクテルメインのバー「スノウ」　店主はロンドン帰り

18日

ジムシークレット（弘前市新鍛冶町80-2）

弘前にレンタルジム「シークレット」　元スナック店舗改装、無人で24時間営業

7月

24日

CHAR.（弘前市和泉1丁目13-2）

弘前の住宅街に炭火焼き鳥「チャー」　「焼き鳥店らしくない」店づくり

8月

23日

癒しの杜（弘前市元寺町44）

弘前にヘッドスパ特化型デイサービス事業所「癒しの杜」　サロン風の店内

9月

1日

chai stand muka（弘前市土手町116）

弘前にチャイスタンド「muka」　インド式日常の楽しみ提案

24日

adatto（弘前市相良町2-6）

弘前にイタリアン「アダット」　店主の「おまかせコース」メインで提供

10月

16日

Workman Colors イオンタウン弘前安原店（弘前市泉野1丁目4-5）

弘前に「ワークマンカラーズ」　青森県初出店、アパレル900アイテム

11月

1日

この花（弘前市土手町189）

弘前で「キャッスル」の「この花」再オープン　店主が夫婦で挑戦

踊ろう ! サンダーバード 弘前店（弘前市土手町32-38）

弘前に「二郎系」ラーメン店「サンダーバード」　好きが高じて開業

4日

hogehoge hirosaki（弘前市駅前町6-15）

弘前駅前にコワーキングスペース「ホゲホゲ」　移住したSEが開業

8日

kitchen もぐもぐ（弘前市駅前3-2-1）

弘前の「ポッポ」跡地に「キッチンもぐもぐ」　メニュー構成は踏襲

10日

大衆酒場カシワヤ ナオチャン（弘前市大町1-5-1）

弘前駅近くに酒場「カシワヤ ナオチャン」　城東から移転、店構えも好評

20日

FILLS CAFE（弘前市在府町4-4）

弘前で100年以上の蔵にカフェバー「フィルズ」　IターンDJが出店

22日

焼きそば専門店くろや（黒石市ぐみの木1丁目67-5）

青森・黒石に「焼きそば専門店くろや」　焼きそば愛高じて出店