弘前で市民団体「津軽美人プロジェクト」が3月16日、「この春から新しい私~メークレッスン&コミュニケーション講座~」を開いた。
コミュニケーション講座を開く「もしもし検定」の指導者級保持者の小田桐邦子さん
健康に対する知識と意識を身につけ、体の中から美人になるための啓発を目的とする同団体。青森県の短命県返上に若い女性も貢献できればと昨年10月に発足し、走行中の電車車内やリンゴ畑を会場にしたヨガイベントなどを展開している。
この日の講座は2部構成で、1部に「弘前モータースクール」(弘前市和泉)接客係兼アドバイザーの小田桐邦子さんによる「コミュニケーション講座」を、2部に、創業100年以上の歴史を持つ「菊池薬局」(下土手町)からハリウッド化粧品美容部を招いてメークレッスンを行った。
小田桐さんは自動車学校業界では全国で一人という「もしもし検定(電話応対技能検定)・指導者級」の資格を持つ。同資格について、「電話だけでなく日常の会話の中でも使える技術を学べる」と紹介した小田桐さんは「会話に大切なことは、笑顔が想像できるような『笑声(えごえ)』で伝えること」と話した。
同団体の川崎恵さんは「新年度に向けて、女性たちの心を磨くようなイベントを行いたかった。当会の発足理由である津軽の女性たちが輝くためのきっかけ作りとして、あらためて美意識を高める機会になったのでは。今後も地元の団体や企業とのコラボイベントを開いていきたい」と意欲を見せる。