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弘前城の100年に一度の歴史的瞬間がグーグルマップに 「曳屋」上空から

「グーグルマップ」スクリーンショット ©Google

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 グーグルマップの「航空写真」が現在、弘前城の曳家(ひきや)の最中に撮影された画像を使っている。

弘前城の曳家体験する参加者たち、地上から

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 弘前城は現存する全国12天守のうちの一つで、最北に位置する。3重3階層で高さは14.4メートル、総重量は約400トン。弘前城天守下にある石垣に膨らみが発生し崩落する危険があるとして、天守をそのまま曳家して修理することになった。曳家による工事は100年に一度と言われ、1897(明治30)年にも行っている。

 弘前城天守は、8月28日からレールや台車などを使って動かし、10月24日までの3カ月をかけて北西74メートルの場所に移したが、9月20日から27日の8日間は、シルバーウイークに合わせて曳家体験イベント「曳屋ウィーク」が行われ、県内外から集まった参加者たちが人力で弘前城天守を引っ張った。

 写真は、1日4回に分けて約100人が曳家体験をしている最中に撮影されており、天守にくくりつけた4本の綱を引っ張る人の姿が確認できる。同市広聴広報課の担当者によると「まさに歴史的瞬間を捉えた写真。期間中、計35回の曳家体験が行われたが、天守の位置などから、『曳屋ウイーク』後半に行われた瞬間を撮影したのでは」と話す。

 グーグルマップの航空写真は、公式サイト内のアナウンスによると、1~3年で更新しているという。

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