弘前公園近くの弘前市民中央広場で12月12日、クリスマスイベント「りんごの約束 クリスマスの想(おも)い出」が開催された。
2025年の「青森リンゴ植栽150周年」という節目を盛り上げるとともに、今年12月1日から徴収が始まった宿泊税を活用し、冬季の誘客促進を図ることを目的とした同イベント。主催は弘前市で、主管はJTB青森支店。宿泊税をイベントの開催財源として活用し、本格的な冬の観光シーズンに向けて、地域資源を生かした魅力づくりに力を入れる。宿泊税は1人1泊あたり一律200円で、観光振興施策に充てる。
会場となった弘前市民中央広場には、リンゴを使った料理を提供するキッチンカーや、リンゴ箱を使った屋台が並ぶほか、キッチンカーは1日あたり7~12店舗が出店する。広場にはリンゴ箱で作られた高さ約4メートルのシンボルツリーを設置。広場近くの旧第五十九銀行本店本館には、リンゴをテーマにしたプロジェクションマッピングを投影し、歴史的建造物が光のアートで彩られた。
会期中の回遊を促すため、弘前の5カ所を巡るデジタルスタンプラリーも開催。参加者はスマートフォンでスタンプを集めることで、抽選で景品がもらえる仕組みで、広場周辺だけでなく弘前市全体への誘客を期待する。
開催時間は16時~20時。入場無料。12月12日~14日、同19日~24日。