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弘前中央食品市場跡で「土手町テラス」現地説明会 遊歩道計画も

「土手町テラス」外観イメージ(画像提供=蟻塚学建築設計事務所)

「土手町テラス」外観イメージ(画像提供=蟻塚学建築設計事務所)

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 「コーポラティブハウス『土手町テラス』」の現地説明会が8月2~4日、弘前中央食品市場跡で行われた。

弘前中央食品市場跡地

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 今年6月までに解体された同市場跡に住宅2棟を設け、南瓦ケ町側との間を貫く形で土手町側まで遊歩道を整備する同計画。来街者が通り抜けに利用できるほか、キッチンカーの乗り入れや小規模のイベントなど、商業や文化交流用途での利用を想定する。同市の大川地建(城東4)が販売、蟻塚学建築設計事務所(南城西)が建築設計を手がける。

 蟻塚学社長は「切り売りされたり駐車場になってしまったりすることは避けたかった。愛着を持ってもらえる建物や空間をつくるのが使命。土手町テラスが何十年も残り、街の風景になれば」と話す。「50年間にわたって営業し続けた弘前中央食品市場は自分にとって店舗設計を手がけた場所でもあり買い物で利用した場所でもあった」とも。

 コーポラティブハウスは入居希望者が集まって建築家と共同でつくる集合住宅。大川地建の大川誠社長は「土手町での生活を通じたまちづくりという自分たちのビジョンに賛同してくれる人がどれだけ見つかるかに懸かる。入居希望者たちと土手町に住む意義を共有し合い、建物と共にコミュニティーも構築していきたい」と話す。

 弘前ねぷたまつりの土手町コース運行時に行った説明会では、蟻塚さんによると「土手町に住む」という点に魅力を感じる観覧者が多かったという。

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