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「なんぼちけば」「うるだいで」 津軽弁の交通安全標語看板に新作

城東小学校の校門近くに設置された津軽弁の交通安全標語看板

城東小学校の校門近くに設置された津軽弁の交通安全標語看板

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 津軽弁の交通安全標語看板の新作4枚が5月16日、弘前市立城東小学校(弘前市大久保西田)に設置された。

津軽弁の交通安全標語「なんぼちけば あおってくるな おっかねじゃ」(関連画像)

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 青森県津軽地方の方言「津軽弁」で書かれた交通安全標語は、城東小学校6年生がゴールデンウイークの宿題として出される。提出された宿題の中から4作品を選び、弘前交通安全協会和徳支部が看板にして設置する。今年は43人の児童から津軽弁の交通安全標語が寄せられた。

 弘前交通安全協会和徳支部が同校に「交通安全思いやり俳句」を依頼したことが始まり。同支部代表の原田利昭さんによると、殿堂入り作品として扱われている「うぬうぬど けんどわだれば ひがれるろ」がテレビなどで話題を集めたことから、津軽弁の作品が増えていったという。「実は津軽弁で書いてほしいとは依頼していない」と原田さん。

 今回新しく加わった4標語は次の通り。「なんぼちけば あおってくるな おっかねじゃ(とても近いですよ。煽り運転は怖いです)」「うるだいで 赤で侵入 やめでけろ!!(急いで赤で侵入するのはやめてください)」「前見ろじゃ ながら運転 はんかくせ(前を見てください。ながら運転はアホくさいから)」「ひろがって けんどあさげば あぶねべな(広がって道を歩くと危ないですよ)」。

 新作の看板は5月17日に開催する同校の運動会に合わせて校門隣に並べて設置。昨年の作品も含めて過去の作品45枚は現在、城東小学校の学区に設置されている。

 原田さんは「今年も新しい発見がある。やはり津軽弁じゃないと分かりにくいニュアンスがあり、標準語で伝えるのは難しい」と話す。

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