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弘前公園で「花いかだ」今年も いっときの景色にカメラ向ける花見客も

堀一面に広がる花いかだ(4月30日13時ころ撮影)

堀一面に広がる花いかだ(4月30日13時ころ撮影)

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 サクラの花びらが水面に浮かぶ「花いかだ」が現在、弘前公園で見頃を迎えている。

亀甲橋付近にできた花いかだ

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 弘前公園では4月23日、全域でソメイヨシノが満開を迎え、現在は七、八分散り。花吹雪や花いかだが見頃となり、堀一面が花びらで埋め尽くされる「桜のじゅうたん」も時折生まれ、訪れた花見客を喜ばせている。

 今年は天候に恵まれず、ソメイヨシノの満開後は24日を除き雨が降った。気象庁の観測によると、一日の日照時間は23日から29日までの平均が3時間以下。1時間未満の日もあった。風も強く、最大瞬間風速が10メートルを超える日が3日もあった。

 花いかだは風の影響を受けやすく、散った花びらが風に飛ばされて堀に浮かばない場合や堀の一方にたまってしまう光景が見られたが、花見客はいっときの景色をカメラに収めていた。

 花びらは3日もすると土色になってしまうため、水門を開け水と共に水路へ流す。秋田から訪れた30代男性は「満開は一瞬で花いかだは運が良くないと見られないと聞いていたため見られてうれしい。弘前公園のソメイヨシノが満開になるタイミングで来年は訪れたい」と話していた。

 園内では、「弘前七桜」と呼ばれる遅咲きのサクラがあり、東錦や関山などが開花時期を迎えている。

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