
作品展「文画 in 弘大カフェ」が現在、弘前大学内にある「弘大カフェ 成田専蔵珈琲店」(弘前市文京町)で開催されている。
「文画」は手書き文章で構成された絵画のことで、文字と絵画を融合させた表現技法。西目屋生まれの装飾文字作家(カリグラファー)で「文画師」の曽我篤さんが考案した。同展では店内に曽我さんの文画13作品を紹介する。オリジナルグッズも販売する。
曽我さんは高校卒業後、進学のため上京。大学卒業後、東京で会社員として働いていた際、カリグラフィーペンと出合い、アルファベットを装飾的に描く技法「カリグラフィー」の世界に没頭。2018(平成30)年からカリグラファーとして独立した。広告デザインやブランドロゴ作成などを手がける中、コロナ禍に「文画」技法を開発した。
「文画は絵が浮かび上がる書」と曽我さん。同展では、太宰治や夏目漱石、ニーチェやカール・マルクスなどの肖像画を、その文豪の作品のフレーズを使って描く。曽我さんは「遠くから見ても近くで見つめても楽しめるのが文画の特長」と話す。
青森での曽我さんの個展は2019(平成31)年に百石町展示館(百石町)で開催して以来、6年ぶり。文画の作品展としては初めて。曽我さんは「太宰治が通った旧制弘前高校ゆかりの建物で個展を開くことはうれしい。築100年の雰囲気のある空間で喫茶を楽しみながら見ていただけたら」と話す。
開催時間は10時~18時。日曜・月曜定休。5月17日まで。