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弘前公園のソメイヨシノ、平年より6日早い予想 雪多かったのになぜ

蕾の状態の弘前公園のソメイヨシノ(4月4日撮影)

蕾の状態の弘前公園のソメイヨシノ(4月4日撮影)

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 弘前市公園緑地課が4月4日、弘前公園のソメイヨシノの開花予想を発表した。

弘前公園内各所に雪が残っている

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 弘前公園のサクラを管理する同課は毎年、標準木の花芽の状況を確認し、独自の計算式で開花日などを算出している。同日発表した4回目の予想は、標準木が4月16日の開花、満開は4月21日とした。平年より6日早い予想で、先週の予想と変わっていない。

 弘前の住民からは「今年は雪が多かったのに、なぜサクラの開花が早い」といった疑問の声が挙がっている。弘前周辺は今年、記録的な大雪で、気象庁青森地方気象台発表では2月23日に観測史上最深の160センチの積雪を記録した。

 同課の樹木医「桜守」・海老名雄次さんは「積雪がまったく影響ないとは言えないが、気温の方が開花に影響する。前年夏にできた花芽が冬の寒さによって休眠から目覚め、気温の上昇とともに成長して花が咲くことが分かっている」と話す。今年1月~3月の平均気温は0.9度と、30年間(1991~2020年)の平均気温より1度高い。

 弘前では4月1日に気象庁青森地方気象台が積雪0を発表したが、弘前公園内では各所に雪が残っている。海老名さんは「雪のまわりは気温が低くなるが、その冷気は風などの影響で滞留しない。雪の中に枝ごと入っている場合は外気の影響を受けないので、その枝だけ開花が遅れる場合はある」と話す。

 海老名さんによると、弘前公園では20年ほど前に根元に雪を置いて開花を遅らせようとした試験を行ったが、効果はなかったという。

 海老名さんは「ソメイヨシノの後は、遅咲きのサクラがあり、弘前公園では『弘前七桜』としてPRしている。近年早咲き傾向にはあるが、弘前公園でさまざまなサクラを楽しんでもらえれば」と話す。

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